自営転換推進のための会員企業情報提供データベース
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■ 環境にもやさしい自営転換
いま、温室効果ガスの増大等の環境問題が大きな社会問題となっています。そこで、環境の側面での自営転換のメリットを見ていきましょう。
■ 貨物輸送によるCO2の排出
二酸化炭素(CO2)の運輸部門からの排出量は、産業部門(製造業など)、民生部門(家庭など)に次いで多く、約2割になっています(図表1)。しかしながら、その半分は自家用車(マイカー)による排出であり、営業用トラックによる排出量は、運輸部門全体の2割以下に過ぎません(図表2)。これは、営業用トラックによる輸送の効率性を反映していると言えます。一方で、自家用トラック(貨物車)によるCO2排出量は営業用トラックと同じ程度あり、自家用トラックの非効率な輸送が、CO2の高い排出量に繋がっていることが推察されます。
図表1 部門別温室効果ガス排出量(単位:百万トンCO2)
表1 部門別温室効果ガス排出量(単位:百万トンCO2)
図表2 運輸部門の二酸化炭素排出量(千t−CO2)
表2 運輸部門の二酸化炭素排出量(千t−CO2)
図6 図7
■ 営業用トラックの利用でCO2削減
図表3は、1トンの荷物を1キロ運ぶのに、どの程度のCO2が出るかを示したものです。自家用トラックは、同じ量(1トンキロ)の貨物を運ぶのに、営業用トラックの実に7倍のCO2を排出していることが分かります。
従って、CO2の排出量が多い自家用トラックをやめ、営業用トラックに切り替えることは、環境対策としても非常に効果が高いと言えます。
図表3 輸送機関別二酸化炭素排出原単位
図表3 輸送機関別二酸化炭素排出原単位
出展:数字で見る物流2010((社)日本物流団体連合会)
資料:環境省「温室効果ガス排出・吸収目録」、国土交通省「自動車輸送統計年報」
   「鉄道輸送統計年報」「内航船舶輸送統計年報」
■ さらに効率化が進む営業用トラック
以上見てきたように、営業用トラックは環境面でも優れていますが、より環境負荷を下げ、効率性を上げるため、トラック業界では、デジタコの導入やエコドライブの推進など、環境・エネルギー対策に取り組んでいます。
その結果、近年、営業用トラックによるCO2排出量(原単位)は大きく改善してきています。
地球環境や地域との共生のため、トラック業界ではこれからも環境問題に取り組んでいきます。
図表4 営業用トラックの輸送トンキロあたりCO2排出原単位の推移
図表4 営業用トラックの輸送トンキロあたりCO2排出原単位の推移
出典:(社)全日本トラック協会「環境に関する中期計画の中間評価結果」
資料:自動車輸送統計年報、国立環境研温室効果ガスインベントリオフィスデータより作成
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