公益社団法人 熊本県トラック協会

協会について

熊本県トラック協会概要

 

会長挨拶

新年明けましておめでとうございます。
会員並びに関係者の皆様には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて昨年は災害の多い1年でありました。岡山県、広島県、愛媛県3県を中心に相次いだ西日本豪雨、度重なる強力な台風の来襲、北海道胆振東部地震等々、各地で甚大な被害をもたらしました。振り返れば、2年数ヶ月前の熊本地震では、当県のトラック事業者も大きな被害を受けましたが、その際、全日本トラック協会を中心に全国の仲間から多大な支援を頂き、復旧・復興の大きな一助となりました。

このため、熊本県トラック協会では、当時のご支援へのご恩返しの一環として、会員企業の皆様にご協力をお願いし、義援金を寄贈させて頂く事が出来ました。皆様に御礼申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げるところでございます。

 一方トラック運送業界に目を向けますと、私たちは現在、様々な問題を抱えた中での事業経営を強いられています。

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 最も深刻な問題は労働力不足です。労働力不足の問題は、国内において本格的な少子高齢化社会が進展するとともに、日々深刻さを増しています。トラック運送業界における労働力の確保は困難で、熊本県の有効求人倍率が全産業平均の1,42倍に対し、運転手は2,08倍程度(平成30年10月現在)と非常に高くなるなど、他の業種よりも遥かに厳しく、求人広告を出しても人が集まらない状況に陥っています。

 また、政府統計による運転手の年齢別構成比をみると、30歳以下が9%、31歳~55歳が53%、55歳以上が38%という状況にあり、このまま推移すると10年後には38%の運転手が定年を迎え、9%しか入社する人がいない、つまり急速に世代交替が進み、5年後10年後には絶対的に運転手が足りなくなることが予測されています。中小零細企業の多い運送業においては、事業継続自体が懸念されるとともに、92%の物流を誰が支えるのか危惧されるところです。このため政府も物流の危機と深刻に受け止め、運転手の長時間労働・低賃金の業界体質改善のための各種施策を矢継ぎ早に講じてくれています。

 現在私どもの業界は、規制緩和による過当競争や燃料高騰に伴う経営難で、全産業平均より約2割長い労働時間の中、約2割安い賃金で働いています。以前の運転手職は、きつい・汚い・危険な職業と言われながらも稼げる職業でした。しかし今は、確り働いて稼ぎたくても稼げない職業になってしまいました。そのような環境で、若者はこの業界に魅力を感じ、働きたいと思うでしょうか? 「長時間労働で低所得」の業界体質が定着したままでは、労働者が敬遠するのも無理はありません。我々には、陸上貨物輸送の92%を担っているという公共的使命があります。その使命を達成するためにも、労働力不足の解消が必要不可欠となっています。

 NHKテレビの人気番組「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんは「ぼうっとしてるんじゃねーよ!」と出演者を叱り飛ばしていますが、私たち運送業界も、今は「ぼうっとしている」訳には参りません。貨物自動車運送事業法改正(平成30年12月7日)等の政府の各種後押しに応えて、時間短縮と適正運賃収受について、荷主様に粘り強くご説明申し上げ、ご理解を頂いて、運転手の働く時間の短縮と月給の引き上げを実現しようではありませんか!

 私達経営者には、事業の継続は勿論、運転手(社員)を守る責任があります。加えて「生活(くらし)と経済のライフライン」と言う使命を果たす責任があります。誇れる業界となるよう頑張って参りたいと思います。

 また、急激に変化する社会情勢の中で、諸課題を解決してゆくためには、行政や議会との連携も重要となります。当協会では、運送業界の苦しい実情をご理解頂き、ご協力とご支援を賜るため、県選出の国会議員や県議会議員の先生方への陳情・要望活動を積極的に実施したほか、関係経済団体との連携強化も図りながら、当面する課題の解決に取り組んで参りました。まだまだ道半ばではありますが、運送業界に対する理解も年々進みつつある状況を更に進展させるとともに、それを具体的な支援の実現に繋げて行きたいと考えております。

 更に、このように大きな社会変化が進むときには、若者の力が必要です。青年部理事が誕生して2年目でありますが、高等学校への出前授業の実施を始め大きく活躍して頂いています。引き続き若者が活躍できる協会、活発に議論し合える協会の実現に向けて取り組んで参りたいと思います。

次に、最近の政府の運送業界に対する主な施策について述べておきたいと思います。
これまでの行政の動き

この行政処分等の基準改正にあたっては、青果物輸送等の長距離運行において、運送事業者だけでは物理的に遵守困難な「1日24時間内における拘束時間13時間、最長16時間以内」という乗務時間等の基準については、処分量定の強化を行わないよう、県選出国会議員や自民党県連等の議会関係、国土交通省自動車局、熊本運輸支局、熊本労働局、熊本県等の関係機関に陳情・要望を行いました。その結果、施行時期が当初の予定していた5月1日から7月1日に延期されたほか、乗務時間等の告示遵守違反についても、1ヶ月の拘束時間違反及び休日労働の限度違反を除き、現行のまま据え置かれる等、当協会の要望が一部反映され、自助努力だけでは解決できない部分を考慮していただいた形となりました。

 政府がかつてこれほどトラック運送業界にスポットを当てたことはあったでしょうか。
本音を言えば、守りたくても守りがたいものもあります。しかし、今後は、我々が業界体質の改善にどう向き合うかにかかっています。守るべき事項は守り、労働環境・待遇改善に真摯に取り組むことで、社会的地位を向上させ、将来的には選ばれる業界になるようにしたいと考えております。そのためにも次の点に留意して、取り組んでいただきたいと思います。

 第一に、会員各自が、業界の実情・動向を把握し、正しく理解することです。これまで述べたとおり、一昨年の標準貨物自動車運送約款の改正・施行を皮切りに、我々トラック運送業界は変動し続けています。これらの変動に対して、全ての運送事業者が足並みを揃え、業界一丸となって対応していくことが何よりも重要ではないでしょうか。当協会といたしましては、これまでも広報誌への掲載や各種説明会を開催することで、繰り返し周知を行って参りました。今後も会員の皆様のお役に立てるよう取り組んで参りますので、積極的な情報収集をお願いします。

 第二に、トラック運送業界は日本の産業・経済活動の基盤(ライフライン)であり、日々の暮らしになくてはならない存在であることを踏まえ、国や自治体、関係団体、荷主企業様に業界の状況をご理解頂く取り組みが必要だと考えます。自助努力だけではどうにもならず、「モノを運びたくても運べない」という状況に陥るまでそう遠くありません。そうなる前に、ビジネスパートナーとして共に課題に向き合っていく必要があることを繰り返し、粘り強く荷主企業様に説明し、理解を深めていただくことが大切です。

 最後に、支部の組織内化について触れておきたいと思います。当協会の重要な取り組みの一つとして、任意団体だったトラック協会の支部を公益社団法人熊本県トラック協会の正規の支部(組織内支部)とするよう約3年にわたる研究を重ね、また支部に対しご説明とご意見を繰り返し伺って参りましたが、各支部長様を始め、組織内化等検討特別委員会のご尽力等により、12月4日開催の臨時理事会において平成31年4月1日より新組織となることを全会一致でご承認いただきました。これに伴い、現在、諸準備が進められておりますが、本部・支部が今まで以上に一体となって運営を行うため、皆様のご協力をいただきながら円滑な移行に万全を期して参りますので、よろしくお願いいたします。

 以上、新年を迎え、所感の一端を申し述べましたが、引き続きトラック運送業界の「社 会的地位の向上」を基本に、「社会に貢献できる協会」「会員を守れる協会」として、今年も一生懸命取り組ませていただきますので、会員の皆様をはじめ関係各位のご理解・ご協力をいただきますよう宜しくお願い申し上げますとともに、会員企業の皆様及び各企業に従事される皆様のご多幸とより良き年になりますことを御祈念申し上げます。併せて、常勤役員を始め事務局職員諸君も研鑽を重ね、変化する難局に精力的に取り組んで頂いたことにつき、旧年の労をねぎらうと共に本年度も更なる活躍を願い結びと致します。

公益社団法人熊本県トラック協会 会長

住永 豊武
 

事業活動

  • 貨物自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)に関する指導、調査及び研究
  • 貨物自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の近代化合理化のための事業
  • 貨物自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の近代化合理化のための事業を行う貨物自動車運送事業者の全国団体に対する出捐
  • 貨物自動車運送事業法に基づく地方貨物自動車運送適正化事業
  • 法令及び税制に関する調査、研究
  • 行政庁の行う貨物自動車運送事業法、その他の法令の施行の措置に対する協力
  • 貨物自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の社会的、経済的地位の向上に寄与する施策と宣伝、啓蒙
  • 貨物自動車運送事業に関する統計の作成、資料の収集及びこれらの刊行
  • 会員相互の連絡協調を図る施策
  • 研究会、講習会、講演会等の開催
  • その他本会の目的を達成するために必要な事業
 

沿革・会員数

沿革

昭和23年01月01日 熊本自動車協会
昭和24年01月01日 熊本バス、トラック協会
昭和26年06月22日 熊本県トラック協会
昭和49年03月01日 社団法人熊本県トラック協会
平成25年04月01日 公益社団法人熊本県トラック協会

建物

事務所 ・熊本市東区東町4丁目6番号 鉄筋2階建 研修室(130名収容)
・熊本市東区東町4丁目6番2号 鉄筋3階建 視聴覚教室(コンピュータ室含む)
電話番号 096-369-3968
FAX番号 096-369-1194

会員数

会員数 754社(平成30年3月31日現在)
車両台数 14,263台
普通車 11,826台
小型車 2,437台
支部(12支部) 熊本北、熊本南、熊本東、熊本中、宇城、玉名、鹿本、菊池、阿蘇、城南、人吉・球磨、天草
 

組織

組織図

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支部会員数

支部名 会員数
熊本北支部 26
熊本南支部 59
熊本東支部 81
熊本中支部 36
宇城支部 90
玉名支部 58
鹿本支部 54
菊池支部 86
阿蘇支部 22
城南支部 84
人吉・球磨支部 22
天草支部 39
その他 96
賛助会員 1
754

※ 平成30年3月31日現在(休止を除く)

支部名簿

支部名 所在地 電話番号 FAX番号
熊本北支部 熊本市北区龍田陳内1丁目1番1号 江富運輸㈱内 096-338-7311 096-338-7315
熊本南支部 熊本市中央区水前寺1丁目5-8 096-387-8777 096-387-8798
熊本東支部 上益城郡嘉島町大字井寺225-1 ㈱AZUMA内 096-237-2378 096-237-2405
熊本中支部 上益城郡益城町古閑134-22 096-286-8631 096-286-8632
熊本中支部 輸送団地分会 上益城郡益城町古閑134-22 096-286-8631 096-286-8632
熊本中支部 富合分会 熊本市南区富合町清藤265-1 096-286-8631 096-286-8632
熊本中支部 東町分会 熊本市東区東町4-6-1 096-286-8631 096-286-8632
宇城支部 宇土市網津町1440-1㈲国際急送内 0964-46-7500 0964-46-7501
玉名支部 玉名市中1342-1 0968-73-4743 0968-72-4173
鹿本支部 熊本市北区硯川777-1 096-327-8518 096-327-8519
菊池支部 菊池市隈府2743エトワールU205 0968-24-5700 0968-24-5700
阿蘇支部 阿蘇市一の宮町宮地4530-2(株)阿蘇交通運輸内 0967-22-0061 0967-22-3258
城南支部 八代市港町69-4八代港湾労働者福祉センター内 0965-37-3311 0965-37-3312
人吉・球磨支部 人吉市下青井町386-5日本通運(株)人吉支店内 0966-22-2730 0966-22-2735
天草支部 天草市本渡町本渡2547番2 0969-27-5010 0969-27-5020