協会について
熊本県トラック協会概要
会長挨拶

新年あけましておめでとうございます。
会員の皆様、関係者の皆様には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます
昨年も、新型コロナウイルスと燃料価格の高騰により厳しい一年でしたが、野球界では、熊本県出身の村上宗隆選手が、若干22歳で日本人のホームラン新記録を作り、さらに史上最年少で3冠王をとなり、「村神様」は流行語大賞を取るなど、熊本県民として元気を貰った1年でありました。
また、サッカーワールド杯における日本代表の活躍も私共日本人に勇気を与え、誇りを与えてくれました。
世界情勢に目を向けますと、やはり昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻は非常に衝撃的なニュースとなりました。
また、歴史的な円安がエネルギー高騰を加速させる要因になり、原油等の燃料のほとんどを輸入に頼っている日本では、私たち運送業界にとって燃料の価格高騰をまねき、経営に大きな影を落とし、事業の休廃止が続くなど、トラック運送業界にとって大変厳しい1年となりました。
そのような中で、世界最大手の台湾半導体メーカーTSMCが熊本県へ進出することは、県の経済活性化につながる喜ばしいビッグニュースとなりました。
これに伴い、工場建設に必要な資材等の運搬を会員企業が出来るよう、会長として建設会社を直接訪問し、元請の立場で建設資機材輸送を「標準的な運賃」で受注することが出来、輸送に繋がっているところでございます。今後工場の稼働においても、製品輸送が行われるよう、引き続き要望を行って参りたいと思います。
燃料価格高騰問題について
トラック運送業界を振り返りますと、軽油価格は、令和2年からリッター当たり約40円も上昇し、当業界だけでなく各種産業においてその影響は多大なものとなりました。
長引く燃料高騰の状況を踏まえ、燃料価格高騰の影響下における買いたたき防止のため、昨年5月と12月に新聞広告を3回掲載し、消費者や荷主企業への周知を行いました。併せて5月、11月、12月には県内の荷主企業約3,000社に対して、係る内容の文書を発送し、燃料コストの上昇分を運賃に転嫁していただくための「交渉がしやすい環境整備」にメディア等を活用し取り組んだところです。
また、会員各社がこの未曾有の燃料高騰の波を乗り切ることができるよう、国の支援策である「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用してトラック運送事業者への支援を頂けるように、正副会長・理事及び各支部役員、そして事務局が一丸となって熊本県及び県内の自治体様へ燃料高騰に対する助成金の支援をいただけるよう、要望活動を行いました。
結果として、県内複数の自治体様より燃料費補助についての助成制度を創設いただき、併せて、昨年12月の県議会で燃料高騰に対する助成金を熊本県として予算約12億円を計上して頂きました。熊本県をはじめ、各自治体様には、ご理解とご支援いただき、加えて、自由民主党及び公明党にも御理解と御支援を頂きました。心より御礼申し上げるところでございます。
今年は、会員企業が行うこの補助金申請に係る対応業務を協会事務局が一丸となって取り組んで参ります。
働き方改革について
ご存じのとおり働き方改革関連法により、本年4月には60時間超の時間外割増賃金率が150%に引き上げられ、また来年4月からは、罰則付きの時間外労働の月平均80時間(年間960時間)以内の上限規制が適用となります。
さらに、改善基準告示の見直しにより拘束時間が原則削減されるため、効率的な業務の実施が急務となります。
働き方改革は魅力ある業界づくりの重要な柱であり、標準的な運賃を原資として労働環境の改善をしていくことが、持続可能なトラック運送業界を構築していくことに繋がります。
是非とも荷主企業各社及び元請運送会社に対し、「標準的な運賃の適用」を始め、「2024年問題」「改善基準告示の改定」といった現状を理解していただくよう、会員各社からの説明をお願い致します。
人手不足対策として
あるシンクタンクの発表では、2025年に20万人、2028年に29万人のトラックドライバーが不足するとの情報が出ています。今後不足するドライバーをどのように確保していくかは喫緊の課題であるものの、そもそも人口減少社会のこの日本において、生産人口はますます減少していきます。
この状況において、ドライバー不足の解消には外国人の活用が必至であると考えております。現在「運転手職」が技能実習生の技能職認定となっていないことから、全ト協に働きかけ行政や国会議員にこの問題について、粘り強く説明を行い、重要課題であることを訴えてきました。
今後も協会としては、係る取り組みを進めて参ります。
関係機関への要望活動
令和2年から本年9月までに当協会会員79事業所が廃業又は休業に追い込まれています。主たる原因は、運転手不足及び燃料高騰等でありますが、陸上輸送の90%以上を担うトラック運送の危機がさけばれています。このような物流危機を回避するため、当協会では、熊本県をはじめ、県選出の国会議員や県議会議員の先生方に対するトラック運送業界の苦しい実情をご理解頂き、ご協力とご支援を賜るため、陳情・要望活動に積極的に取り組んでおります。
昨年12月には毎年行われている県選出国会議員の先生方との意見交換会も開催し、併せて国土交通省を訪問して、当県のトラック運送業界の現状について、具体的な状況を説明させていただきました。
今後もこのような現状理解のための要望活動等を積極的に展開して参る所存でございます。
このように課題山積の業界ですが、課題解決の為には行政や政界、経済界などのご理解とご支援が必要不可欠です。
今後も、国、県の議員の方々や関係行政機関のご理解、ご指導を賜りながらあらゆる課題解決に向けて取り組んで参ります。
終わりに
以上、新年を迎え、所感の一端を申し上げましたが、引き続きトラック運送業界の「社会的地位の向上」と「社会的貢献に見合った評価を頂くこと」を目指し、「社会に貢献できる協会」「会員を守れる協会」として、今年も一生懸命取り組ませていただきます。
今後とも会員の皆様をはじめ関係各位のご理解・ご協力をいただきますようよろしく申し上げますとともに、会員企業の皆様及び各企業に従事される皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
公益社団法人熊本県トラック協会 会長

事業活動
- 貨物自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)に関する指導、調査及び研究
- 貨物自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の近代化合理化のための事業
- 貨物自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の近代化合理化のための事業を行う貨物自動車運送事業者の全国団体に対する出捐
- 貨物自動車運送事業法に基づく地方貨物自動車運送適正化事業
- 法令及び税制に関する調査、研究
- 行政庁の行う貨物自動車運送事業法、その他の法令の施行の措置に対する協力
- 貨物自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の社会的、経済的地位の向上に寄与する施策と宣伝、啓蒙
- 貨物自動車運送事業に関する統計の作成、資料の収集及びこれらの刊行
- 会員相互の連絡協調を図る施策
- 研究会、講習会、講演会等の開催
- その他本会の目的を達成するために必要な事業
沿革・会員数
沿革
昭和23年01月01日 | 熊本自動車協会 |
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昭和24年01月01日 | 熊本バス、トラック協会 |
昭和26年06月22日 | 熊本県トラック協会 |
昭和49年03月01日 | 社団法人熊本県トラック協会 |
平成25年04月01日 | 公益社団法人熊本県トラック協会 |
建物
事務所 | ・熊本市東区東町4丁目6番号 鉄筋2階建 研修室(130名収容) ・熊本市東区東町4丁目6番2号 鉄筋3階建 視聴覚教室(コンピュータ室含む) |
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電話番号 | 096-369-3968 |
FAX番号 | 096-369-1194 |
会員数
会員数 | 777社(令和4年6月30日現在) |
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車両台数 | 14,926台 |
普通車 | 12,470台 |
小型車 | 2,456台 |
支部(12支部) | 熊本北、熊本南、熊本東、熊本中、宇城、玉名、鹿本、菊池、阿蘇、城南、人吉・球磨、天草 |
組織
組織図
支部会員数
支部名 | 会員数 |
---|---|
熊本北支部 | 26 |
熊本南支部 | 65 |
熊本東支部 | 93 |
熊本中支部 | 37 |
宇城支部 | 85 |
玉名支部 | 66 |
鹿本支部 | 49 |
菊池支部 | 88 |
阿蘇支部 | 28 |
城南支部 | 84 |
人吉・球磨支部 | 28 |
天草支部 | 37 |
その他 | 83 |
賛助会員 | 1 |
計 | ※770 |
※ 令和4年6月30日現在(休止を除く)
支部(輸送相談所)一覧
支部名 | 所在地 | 電話番号 | FAX番号 |
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熊本北支部 | 熊本市中央区大江5丁目6-15 東栄ビル1階㈲東栄運輸内 | 096-372-1234 | 096-364-6964 |
熊本南支部 | 熊本市中央区水前寺1丁目5-8 日本通運㈱熊本支店内 | 096-387-8777 | 096-387-8798 |
熊本東支部 | 上益城郡嘉島町大字井寺225-1 ㈱AZUMA内 | 096-237-2378 | 096-237-2405 |
熊本中支部 | 上益城郡益城町古閑134-22 | 096-286-8631 | 096-286-8632 |
熊本中支部 輸送団地分会 | 上益城郡益城町古閑134-22 | 096-286-8631 | 096-286-8632 |
熊本中支部 富合分会 | 熊本市南区富合町清藤265-1 | 096-286-8631 | 096-286-8632 |
熊本中支部 東町分会 | 熊本市東区東町4-6-1 | 096-286-8631 | 096-286-8632 |
宇城支部 | 宇土市松原町130番地 ㈱ナカムラ内 | 0964-23-1506 | 0964-24-1717 |
玉名支部 | 玉名市中1342-1 | 0968-73-4743 | 0968-72-4173 |
鹿本支部 | 山鹿市鹿央町千田2185 | 0968-41-5822 | 0968-41-5823 |
菊池支部 | 菊池市隈府2743エトワールU205 | 0968-24-5700 | 0968-24-5700 |
阿蘇支部 | 阿蘇市黒川1753-2 江藤建設㈲内 | 0967-34-0616 | 0967-34-2201 |
城南支部 | 八代市新港町4丁目12番1 八代港湾労働者福祉センター内 | 0965-37-3311 | 0965-37-3312 |
人吉・球磨支部 | 人吉市下青井町386-5 日本通運㈱人吉支店内 | 0966-22-2730 | 0966-22-2735 |
天草支部 | 天草市本渡町本渡2547番2 | 0969-27-5010 | 0969-27-5020 |