公益社団法人 熊本県トラック協会

お知らせ

2024年05月24日

令和6年全国安全週間の実施について

厚生労働省においては、企業をはじめ関係各界での安全意識の高揚と安全活動の定着を図るため、令和6年度全国安全週間が実施されます。本年度のスローガンについては、下記のとおりであり会員の皆様におかれましては、本県の労働災害状況並びに、本週間の趣旨等に、ご理解いただき、ご協力をお願い申し上げます。

 

 


◆本年度スローガン◆

「危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全」

 

  • 本県の労働災害発生状況●

令和5年における熊本県内の労働災害は、死亡者数については9人と前年に比べ5人減少の過去最少となったが、休業4日以上の死傷者数(新型コロナウイルス感染症を除く。)については2,031人と前年に比べ10人増加した。

近年の災害の動向を見ますと、就業人口の高齢化による高年齢労働者の労働災害や転倒、腰痛といった労働者の作業行動に起因する労働災害が増化していることから、労働災害全体に件数が増加傾向にある状況です。

準備期間: 令和6年 6月 1日~ 6月30日

 本週間: 令和6年 7月 1日~ 7月 7日

 

◇本週間の趣旨◇

・本週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という基本理念の下、「産業界での自主的な労働災害防止活動を推進し、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ること」を目的に、一度も中断することなく続けられ、今年で97回目を迎えています。

 

・事業場では、労使が協調して労働災害防止対策が展開されてきた。これにより労働災害は長期的には減少しているところであるが、令和5年の労働災害については、死亡災害は集計開始以降最少となった前年を下回る見込みであるものの、休業4日以上の死傷災害は前年同期よりも増加しており、過去20年で最多となった令和4年を上回る見込みで、平成21年以降、死傷者数が増加に転じてから続く増加傾向に歯止めがかからない状況にあります。

 

・特に転倒や腰痛といった労働者の作業行動に起因する死傷災害が増加し続けており、死亡災害については墜落・転落などによる災害が依然として後を絶たない状況です。

 

・労働災害を減らし、労働者一人一人が安全に働くことができる職場環境を築く為には、令和5年3月に策定された第14次労働災害防止計画に基づく施策を着実に推進することが必要であり、計画年次2年目となる令和6年度においても引き続き労使一丸となった取り組みが必要です。


詳しい内容については、こちらをご確認ください。